第 3 章:カメラの基礎
この章の目標:NanoCam のカメラデータ経路を理解し、ファームウェア内蔵の各 AI モードを把握します。
原理
NanoCam は DVP(デジタルビデオパラレル)インターフェースでカメラを接続します。GC2145 センサーが 8-bit パラレルピクセルデータを出力し、ESP32-S3 の LCD_CAM ペリフェラルが DMA で直接 PSRAM に格納、その後 HTTP サーバーが MJPEG 形式でブラウザへストリーミングします。
主要な概念
DVP: 8 本のパラレルデータ + 3 本の同期信号(VSYNC/HREF/PCLK)
MJPEG: 各フレームは独立した JPEG 画像で、ブラウザが連続して読み込むことで動画のように表示される
PSRAM: 8MB PSRAM をフレームバッファとして使用し、2〜4 フレームを保存可能
手順
3.1 デフォルト映像の確認
ファームウェア書き込み後のデフォルトはストリームモードで、ブラウザで http://<IP> を開くと映像が表示されます。
| コマンド | 機能 |
|---|---|
ai_mode:0\r | 映像転送モジュール |
ai_mode:1\r | 猫顔検出 |
ai_mode:2\r | 顔検出 |
ai_mode:3\r | 色認識 |
ai_mode:4\r | 顔認識 |
ai_mode:5\r | QR コード認識 |
完全な AI モードとシリアルコマンドはシリアルプロトコルマニュアルを参照。
次の章:第 4 章:顔検出

